M&A商船三井は20日、中南米地域を対象とするカナダの森林ファンド、ザ・リフォレステーション・ファンド1・LP(TRF)に2500万ドルを出資する契約を締結したと発表した。
TRFは、米国での森林管理ファンドや中南米地域での商業植林ファンドの運用実績がある米BTGパクチュアル・ティンバーランド・インベストメント・グループが運営。ブラジルやチリ、コロンビアなど南米各国の放牧地での木材生産を目的とした商業植林や、原生林の再生・保全などを行い、カーボンクレジットを発行している。
同ファンドでは、国際的な環境 NGOが事業の説明責任や社会影響に関するアドバイスを行い、地域雇用や教育機会の創出、生物多様性の保全や水環境の改善などコベネフィット(共通便益)を生み出す。また、発行されるCO2除去系カーボンクレジットは、米国の大手環境先進企業などが購買契約の締結を発表している。
ファンドには世界各国から出資者が参加しているが、商船三井はアジアで初の参画企業となる。
同社もファンドを通してCO2除去クレジットを獲得する予定で、クレジットは「2030年までに累計220万トンのCO2除去に貢献する」という同社の目標達成に貢献するとしている。
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