ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

スキマバイト潜在人口は1431万人、パーソル調査

2025年1月23日 (木)

調査・データパーソル総合研究所(東京都港区)は23日、「スキマバイト/スポットワークに関する定量調査」の結果を公表した。

同調査は全国の15歳から69歳の男女8万5455名を対象に行った。このうち6.5%が3年以内にスキマバイトを行った経験がある。そのうち、82%は直近1年以内にスキマバイト経験があると回答。この数値を元に、全国のスキマバイト人口を簡易推計したところ452万人だった。

また、1年以内のスキマバイト未経験者のうちスキマバイト意向があるのは21.8%。また全国の潜在スキマバイト人口を簡易推計したところ1431万人だった。スキマバイトの意向率を性年代別でみると、男女ともに若年層のスキマバイト意向率が高いことがわかった。

スキマバイトの仕事内容で最も多いのは「軽作業系職種」で16.4%。次いで「接客・サービス系職種(14.9%)」、「配送・物流・運輸職(9.4%)」と続く。レギュラーバイトとの比較で見ると「軽作業系職種」や「配送・物流・運輸職」、「イベント・キャンペーン系職種」などは、スキマバイトの方が高い。

スキマバイトをマネジメントした管理者の7割弱がスキマバイト人材をレギュラー化(長期雇用化)したことがある。また、スキマバイト人材の再就業意向(もう一度その職場で働きたい)は、学生・社会人ともに5割弱だった。

同社の分析では、現状の3倍程度のポテンシャルが確認され、学生だけでなく社会人の副業選択肢としても今後広がっていく見込み。一方で、利用が拡大するほど人材獲得の競争もまた激しくなり、穴埋め的なお手伝いという感覚でその場しのぎのマネジメントを続けてもまた働きたいとは思ってもらえず、人材確保は早晩難しくなると予想。企業は新たな働き方としてのポテンシャルを活かすと同時に、現場支援やマネジメントの訓練に対し先手を打った対応が求められるとした。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com