調査・データ東京税関は23日、日本ならではの輸出品目であるニシキゴイの輸出概況を発表した。
ニシキゴイは2022年に日本の国魚として認定され、世界的な人気が高まりつつある観賞魚。23年の全国輸出金額は67億円となり、過去最高を記録している。
ニシキゴイの輸出は主に成田空港と羽田空港を通じて行われており、両空港で全体の8割を占める。輸出先はアメリカ、中国、欧州、アジアなど多岐にわたるが、23年はアメリカが数量・金額ともに最大の輸出先となった。
一方、中国では一時的に輸出が途絶えていたが、24年11月から新潟、広島、福岡の養鯉場が検疫施設に認定され、輸出再開の動きがあるという。季節的には12月と3月に輸出が増える傾向があり、これはニシキゴイの生態や品評会の開催時期が影響している。全日本錦鯉振興会によると、今後は中国やアメリカをはじめ、メキシコやインドへの輸出拡大を目指している。
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