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ホンダ、ブラジルに新工場、生産能力24万台に倍増

2013年8月8日 (木)

荷主本田技研工業は8日、ブラジルの四輪車の生産販売子会社「ホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ社」(サンパウロ州スマレ市)が、年間生産能力12万台の新四輪車工場を建設すると発表した。2015年に稼働を開始する。

新工場は、既存の四輪車工場が位置するスマレ市から100キロ北西に位置するサンパウロ州イチラピーナ市に建設。

敷地面積580万平方メートルの土地取得と設備購入、建屋建設費用を含めた投資額は10億レアル(430億円)で、従業員数は2000人となる。

グローバルで需要が高いフィットクラスの小型車を生産する計画で、製造工程のショートプロセス化や塗装工程へ最新技術を投入することで環境への取り組みを進めるほか、最適な自動化技術を投入し、高効率な生産体制を目指す。

この新四輪車工場の稼働で、既存スマレ工場とあわせた現地法人の年間生産能力は、現在の12万台から24万台となる。

ホンダは南米で現地開発の強化を進めており、2013年後半にはスマレ工場内に新四輪研究所が完成する。