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ホンダ、メキシコに四輪車の新工場を建設

2011年8月15日 (月)

拠点・施設本田技研工業は15日、メキシコの生産販売会社「ホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ」(HDM社、ハリスコ州エルサルト市)が、既存工場の東約340キロメートルに位置するグアナファト州セラヤ市近郊に、約8億米ドル(約640億円)を投資して年間生産能力20万台規模の新四輪車工場を建設すると発表した。

 

新工場では、市場の拡大が見込まれるメキシコを含む北米地域に向けた小型車の完成車とエンジンを一貫生産する予定で、部品の現地調達拡大やグローバル調達の活用により、高効率な生産体制を構築する。新工場は、2014年前半に稼働を開始する。

 

HDM社は1985年9月の会社設立後、87年に二輪車の輸入販売を開始し、翌88年3月には二輪車の補修部品の生産を開始。四輪車は、95年にアコードの生産を開始、07年にはCR-Vに生産機種を変更し、現在の生産能力は年間6万台となっている。また、10年のメキシコ国内での四輪車の販売実績は約4万台(前年比107%)と着実に販売台数を伸ばしている。

 

メキシコ新工場はホンダにとって8番目の北米四輪車工場で、同社の北米での四輪車の年間生産能力は現在の163万台から、14年には183万台へと増加する。