調査・データ総合商品卸売の心幸(兵庫県尼崎市)は4日、飲食店の7割が仕入れ業務に課題を感じているとする調査結果を公表した。飲食店の経営者や仕入担当者を対象にした調査で、課題を感じている飲食店の8割が「原材料費の高騰による仕入コスト上昇」を挙げた。また、物流費、光熱費、人件費の高騰が課題という声も聞かれた。
調査は、生鮮食材や加工食品の仕入れ業務に関わっている飲食店の経営者や仕入れ担当者を対象に、昨年12月25日から27日までインターネットを通じて実施。104人から回答があった。
調査結果によると、現在の仕入れ業務に課題を感じているかを尋ねたところ、「とても課題を感じている」が20.2%、「ある程度課題を感じている」が50.0%となり、70.2%が何らかの課題を感じていた。
課題を感じていると回答した人に、課題について複数回答で尋ねると、「原材料費の高騰で仕入れコストが上がり続けている」が83.6%と最も多かった。次いで「複数の仕入れ先と個別にやり取りする手間が大きい」が35.6%、「在庫の過不足が起きやすく、管理が大変」が31.5%で続いた。
また、「仕入れにおいて重視する点」については、生鮮食材では「必要な時に食材が確実に入る」が67.3%と最も多く、加工食品では「品質が安定している」が71.2%を占めた。価格を重視すると回答したのは、生鮮食材で51.0%、加工食品で67.3%だった。
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