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アサヒロジスティクスに特定技能外国人ドライバー

2025年2月10日 (月)

産業・一般アサヒロジスティクス(さいたま市大宮区)は7日、国内初の「特定技能1号評価試験」に合格した中国籍の大学生をトラックドライバーとして採用すると発表した。トラックやバスのドライバー不足に対応するため、昨年3月から特定技能制度に「自動車運送業分野」が追加された。

採用されるのは福岡県在住の周鴻澤さん(24)で、昨年12月から始まった「自動車運送業分野特定技能1号評価試験」に合格した。12月の試験ではトラック分野で45人が合格している。

周さんは日本語学校を卒業後、日本の大学に進み、3月に卒業予定となっている。日本語能力試験N2レベルを取得し、同社のドライバー育成制度を利用して、ドライバーに必要な技能と知識を学んできた。

同社では、安定的なドライバー確保に向け、トラックドライバーの育成に力を入れている。トラック運転を基礎から学べるドライバー専用研修施設「滑川福田センター」(埼玉県滑川町)や、トラック運転に必要な上位運転免許の取得支援制度、グループ会社の川越自動車学校(川越市)での中型免許短期取得プランなどで、年齢や性別、経験にかかわらず、安心してドライバーを目指せる環境を整備した。

同社は今回、福岡県の登録支援機関を通じて、周さんを紹介され、受け入れを決めた。ドライバーとして働くには、準中型免許の取得や「特定技能1号外国人ドライバー」の認定を受けることなどが必要だが、4月から就労できるよう同社や登録支援機関でサポートをしていく。

同社では「周さんが配送現場で活躍できるよう責任をもって育成に取り組みたい。それが、深刻化するドライバー不足に悩む物流業界にとっても重要な一歩になると考えている」などとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部