財務・人事将来宇宙輸送システム(東京都中央区)は10日、米国法人シリウス テクノロジーズにおいて、打上げ総責任者に元NASA技術者であるフレデリック・B・モレノ氏を任命したと発表した。同社は日本と米国の技術を融合し、再使用型ロケット「ASCA」シリーズの開発を推進している。
モレノ氏はNASAでの勤務経験に加え、ブルーオリジン(米国)やスペースポート・アメリカ(米国)での打上げおよびエンジン試験の実績を有する。今回の任命により、2025年末に計画されている打上げ試験の総指揮を担う。米国コロラド州のアーサ・メジャーと協業し、推進エンジンを活用した再使用ロケットの開発を加速させる。同氏のリーダーシップは、各関係者との調整や試験の円滑な進行に不可欠であると見られている。
シリウス テクノロジーズは24年3月に設立され、日本製の再使用型ロケットの統合と試験打上げを担当し、日米間の協力を通じた宇宙産業の発展を目指している。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com