財務・人事東海汽船が14日発表した2024年12月期決算は、売上高が前年同期比10.8%増の146億400万円、営業利益が5億8200万円(前期は6億2900万円の損失)、最終利益は2億9300万円(同5億8000万円の損失)だった。
貨物部門において、貨物輸送量は前期と比べ微減で推移。このため5月より主力の伊豆諸島航路の貨物運賃を10%引き上げる運賃改定を行った。そのほか工事関連の積極的な受注を図り、あわせて貨物事故防止を徹底。コンテナ管理の強化や国などの補助金を得て製作した冷凍・冷蔵コンテナを最大限活用した。結果、貨物取扱量は工事関連品目においてやや増加したものの生活関連品目は減少し、全島で28万9000トン(前期29万9000トン)と微減となった。一方、貨物船チャーター事業が収益向上に寄与した。
2025年12月期の通期業績は売上高が前年比増減なしの146億円、営業利益が同44.9%減の3億2000万円、最終利益は25.1%減の2億2000万円と減収を予想する。次期の貨物部門は工事関連の積極的な受注を図ると共に貨物輸送の品質の向上に注力する。
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