プロロジス、スタートトゥデイ専用物流施設を竣工

プロロジスパーク習志野4の外観

ロジスティクスプロロジスは29日、スタートトゥデイ専用の物流施設「プロロジスパーク習志野4」（千葉県習志野市）を竣工したと発表した。

この施設は当初、複数企業の入居を想定したマルチテナント型施設として開発したが、スタートトゥデイが全フロアに入居し、同社が専用施設として運用することとなった。

10月から稼働を開始し、今後の取扱商品量の増加に対応する。スタートトゥデイは既に「プロロジスパーク習志野4」から0.8キロの地点に立地する既存のマルチテナント型施設「プロロジスパーク習志野3」を利用しており、両施設で全国をカバーする大型物流拠点とする。

新施設は敷地面積4万6168平方メートル、地上5階建て、延床面積10万8485平方メートルの大型物流施設で、各階に最大40フィートコンテナトレーラーが直接乗り入れることができるランプウェイ2基（上り・下り）を備え、効率的な物流オペレーションが可能な仕様となっている。

免震構造を採用したほか、緊急地震速報システム、非常用発電機、非常時の給排水機能、構内通路の地盤改良など、入居企業の事業継続性を高められる機能を多く採り入れた。

敷地南側の一部を整備し、習志野市が広域で整備している遊歩道「ハミングロード」の一部として一般に開放するなど、周辺の地域環境にも配慮。プロロジスがグローバルで推進している環境負荷を低減した物流施設開発の一環として、LED照明を採用したほか、1MW超の大規模太陽光発電システムの導入も計画しており、CASBEE「Aランク」認証も取得する。

東関東自動車道・湾岸習志野インターチェンジ、谷津船橋インターチェンジ（2013年9月開通）からそれぞれ4キロメートル、京葉道路・幕張インターチェンジから7キロメートルの地点に立地。

成田空港と羽田空港のほぼ中間地点にあり、陸・海・空を結ぶ物流の要衝となっているほか、東京都心部や京葉湾岸エリアから関東圏を広範囲にカバーできる、国内物流の戦略的拠点として有利な立地となっている。

■「プロロジスパーク習志野4」の概要
名称：プロロジスパーク習志野4
所在地：千葉県習志野市茜浜3丁目
敷地面積：4万6168m2（1万3966坪）
延床面積：10万8485m2（3万2817坪）
構造：RC+S造、地上3階建、免震構造
着工：2012年5月
竣工：2013年8月
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