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日野自など、港湾内トレーラーの自動化実証実験

2025年3月6日 (木)

▲港湾資機材に正着する車両(出所:苫小牧栗林運輸)

調査・データ苫小牧栗林運輸(北海道苫小牧市)と日野自動車(東京都日野市)、三井E&S(東京都中央区)の3社は5日、港湾内でコンテナを運搬する「横持トレーラー」の自動運転の実証実験を行ったと発表した。横持トレーラーは、作業員のタブレット操作や運行管制システムの指示に従って運行し、ドライバーの負担を軽減する。

同実験は国土交通省の支援を受けたもの。日野自動車が大型トラック「日野プロフィア」をベースに、GPSや白線検知カメラなどの運転補助機能を搭載。目まぐるしく状況が変化する港湾でも、自己位置や港湾機器の位置を正確に把握し、正しい場所への停車などができる自動車両を開発した。

▲TOS、車両管制システム、車両が連携した運行の流れ(クリックで拡大、出所:苫小牧栗林運輸)

また、三井E&Sはコンテナターミナルのマネジメントシステムを構築している。

実証実験は1月11日から13日まで苫小牧港の苫小牧国際コンテナターミナルで行われた。実験では、作業員からタブレットを通じて「発進」の指示を受けた車両が、管制システムの指示に従って走行。船から降ろされたコンテナを受け取り、コンテナ置き場まで運びんだほか、コンテナ置き場から船積み場所まで指定されたコンテナを運搬し、システムや港湾資機材との連携、想定したオペレーションの有効性などを検証した。

3社では今回の結果を受け、引き続き車両やシステムの改善に取り組んでいく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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