調査・データ調査会社のReport Ocean(レポートオーシャン)は7日、東南アジアの第三者物流(3PL)市場が2033年までに20億8960万米ドル規模に成長するとの調査レポートを発表した。デジタル技術の進化と電子商取引の拡大が市場を牽引している。
同社の調査によると、東南アジアの3PL市場は2024年の13億2410万米ドルから、年平均成長率5.20%で拡大する見通しだ。ASEAN諸国の経済発展に伴う製造業の生産増加と、電子商取引市場の急成長が主な成長要因となっている。AI、IoT、データ分析などの先端技術の導入により、物流業務の効率化も進んでいる。
DHLやキューネ&ナーゲルなど大手物流企業20社が市場をけん引する。これら企業は倉庫自動化や輸送管理システムの導入を積極的に推進し、サービスの正確性と適時性を向上させている。さらに、電気自動車の導入など環境配慮型の物流にも注力している。
一方で、都市部と農村部の物流格差や国ごとに異なる規制環境が課題となっている。各国政府は輸送インフラの整備や通関手続きの合理化に取り組んでおり、外国企業の投資も活発化している。市場は今後、技術革新とグローバル・サプライチェーンの深化により、さらなる成長が見込まれる。
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