財務・人事パワーエックス(東京都港区)は7日、シリーズCラウンドで総額56億3000万円の資金調達を実施したと発表した。これにより、同社の累計資金調達額は290億9000万円に達した。
今回の資金調達には、既存投資家である伊藤忠商事、三菱UFJ銀行、今治造船、Frontive Holdingが追加出資を行い、新たに豊田通商などが参加した。フィナンシャル・アドバイザーとして三菱UFJモルガン・スタンレー証券が支援した。
調達した資金は、主に大型定置用蓄電池の製造能力拡大と研究開発機能の強化に充てられる。現在、同社の蓄電システムの導入・採用実績は累計1ギガワット時を超えており、今後の国内需要拡大に対応するため、2025年下半期をめどに提携工場の増床を予定している。さらに、岡山県玉野市の自社工場では第2製造棟の建設を検討し、27年下半期の量産開始を目指す。
研究開発体制の強化にも力を入れ、日本製の高い信頼性とグローバル市場での競争力を備えた次世代蓄電池製品の開発を推進する。特に高度な電池制御技術の開発を進めるため、既存の研究開発拠点を移転・拡大し、より高度な技術開発と迅速な検証プロセスを実現する計画だ。
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