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越境EC拡大へ商品の「信頼性」カギ、eBayがレポ

2025年3月10日 (月)

調査・データイーベイ・ジャパン(東京都渋谷区)は7日、「2024年 年間越境ECレポート」を公開した。

これによると、日本市場の越境EC(電子商取引)は引き続き成長を続けており、海外消費者が日本の商品に求める要素として「信頼性」が強調された。特に「真贋鑑定」と「整備済み品」の需要が高まり、今後の市場拡大への重要な要素になると指摘されている。

レポートでは、日本からの越境ECでの信頼性の高さが、特にヨーロッパ市場で評価されていると分析された。しかし、アジア市場全体への信頼度は低く、日本もその影響を受けているという。特に高級ファッションアイテム市場では、ヨーロッパ市場と比較して日本の市場は慎重な評価を受けており、今後は真贋保証の強化が必要とされる。

また、ことし3月から、日本のセラー向けにハンドバッグ、腕時計、ジュエリーの真贋鑑定付き配送サービスが提供される予定で、これによりセラーの安心感が向上し、販売促進につながると期待されている。

トレーディングカード市場については、日本の鑑定済みトレーディングカードの販売数は前年比98%増となり、ことしも成長が見込まれるとしている。整備済み品市場では、3月をめどに「eBay Refurbished Program」が開始される予定で、特定のセラーは整備済み品を公式に販売できるようになるため、返品リスクの軽減や商品の可視性向上が図られ、越境EC市場のさらなる拡大が期待されるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部