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ノセラ、AI・データセンター軸に持株会社化

2026年5月27日 (水)

M&A水産養殖技術を手がける米NASDAQ上場のノセラ(Nocera、米国)は26日、社名・事業体制を見直し、テクノロジー分野に投資する持株会社「Nocera Holdings」への転換を計画していると発表した。対象領域はAI(人工知能)、AIインフラ、データセンター、ロボティクス、バイオテック、ブロックチェーン、デジタル資産など。最大3億ドルの資金枠についても使途を拡大し、買収、戦略投資、提携、運転資金、事業拡大に充てられるよう見直した。

同社は、AIの普及に伴い、クラウド、企業向け自動化、高性能計算、データセンター需要が拡大するとみている。今後はAI関連企業、AIインフラ基盤、AIを活用した業務支援サービスなどを対象に、買収や投資、提携機会を探る。データセンター分野では、アジアや東欧で、電力関連や重要インフラ支援サービスを含む案件を評価しているという。

物流分野と関係が深いのは、同社が掲げるロボティクスと「フィジカルAI」戦略だ。ノセラは、AIの成長がソフトウエア領域にとどまらず、知能化した機械、産業自動化システム、ロボットインフラ、現実空間でのAI実装へ広がると説明している。製造、物流、医療、産業自動化でロボット導入が進む背景には、人手不足、業務効率化、組み込みAI技術の進展があるとして、特にアジア市場での案件発掘を進める方針だ。

同社は複数分野で投資機会を評価しているとするが、個別の買収先や提携先、投資額、実行時期は明らかにしていない。これまで発表してきたブロックチェーンやデジタル資産戦略も継続するとしており、トークン化、デジタル資産インフラ、ステーブルコイン関連、財務運用の多様化も検討対象に含める。

ノセラは今後、ウェブサイトや広報体制を刷新し、投資家向けコミュニケーションも強化する。あわせて、財務体質の改善やNASDAQ上場維持基準への対応も進めるとしている。

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