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DNP、耐衝撃性高めたICタグを開発

2013年9月24日 (火)

サービス・商品大日本印刷(DNP)は24日、パレットやコンテナなどの物流資材の管理向けに、衝撃吸収材を使用することで耐衝撃性を高めたUHF帯ICタグを開発、同日から販売を開始すると発表した。

DNPとタキロンが共同開発したもので、特殊なゲル状のタキロン製衝撃吸収材でラベル型のICタグ全体を覆い、表面をプラスチックフィルムで封止することにより、外部からの強い衝撃に対する耐衝撃性を高めた。

直径25mm、重さ67gの鋼球を1.5mの高さからタグに落下させる耐久性試験で、100回繰り返し衝撃を加えてもICタグの性能に変化がなかったという。ゲル状の衝撃吸収材は粘着性があるため、剥離フィルムを剥がし、管理したい物流資材などに直接貼付することもできる。

国内UHF帯の新周波数(920MHz)、現行周波数(950MHz)に対応し、通信距離は5m。価格はロット10万枚の場合、1枚あたり150円。

今後、DNPは機器レンタル会社や物流資材メーカーを中心に物流資材管理用ICタグを販売し、3年間で1億円の売上を目指す。