環境・CSR森永乳業は19日、利根工場(茨城県常総市)に新たなカーポート型太陽光発電設備を導入し、稼働を開始したと発表した。同工場にはすでに600キロワットの太陽光発電設備が設置されていたが、今回新たに500キロワットの発電設備を増設し、合計で1100キロワットの発電能力を確保した。同工場全体で年間570トンのCO2排出量削減を見込んでいる。

▲利根工場駐車場に設置したカーポート型太陽光発電設備(出所:森永乳業)
導入された太陽光発電設備は、パネル3400枚を設置し、総パネル面積は5955平方メートルに達する。年間発電量は1300メガワット時を想定しており、同工場が電力会社から購入している電力のうち30%以上を補う計算になる。これは一般家庭310世帯分の年間消費電力量に相当する。なお、この設備の導入には環境省のCO2排出抑制対策事業費等補助金(ソーラーカーポート事業)を活用した。
森永乳業グループはこれまで東京多摩工場やフリジポート熊本工場で太陽光発電設備を導入しており、2025年春には神戸工場と佐呂間工場でも稼働を予定している。グループ全体での太陽光発電によるCO2削減量は年間1600トンを見込む。また、神戸工場では再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の認定を受けた発電事業にも取り組む。
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