フード焼肉坂井ホールディングス(HD)は25日、食品加工事業を3月31日で廃止すると発表した。山口県内の自社工場で展開してきた食肉製品やおせち料理、冷凍食品などの製造事業を終了する。これに伴い、2025年3月期連結決算で7億円の特別損失を計上する見通し。
同社によると、老朽化した施設への多額の設備投資が必要であることや、山口地区での人材確保の困難に加え、2024年問題に伴う年末の物流確保難などが重なり、物流コストが増加しているという。加えて、消費者のライフスタイルや価値観の変化を踏まえた経営資源の再配分が求められる中、主力の焼肉事業やファーストフード事業などに注力する判断を下した。
食品加工事業の2024年3月期売上高は10億5300万円で、全体の4.6%を占めたが、営業損失は2000万円となっていた。従業員は他部門への再配置を進める方針で、事業として蓄積されたおせち販売のノウハウは、インターネットやアプリを通じた販売で継続活用する考え。
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