サービス・商品貨物トラックの車体を使った広告事業を展開するZENSHO HOLDINGS(愛知県春日井市)は1日、車体に広告を施したトラックの運行を開始したと発表した。車両は、走行中や信号待ちの間、スマートフォンなど周辺の電子機器の公開データを取得。広告効果も確認できる。
広告に使われるトラックは同社や提携運送業者が保有する車両で、リコーデジタルペインティング(東京都町田市)が開発した技術を用いて、車体に直接、広告をインクジェット印刷する。現在、太陽光発電事業などを手掛けるfit founder(東京都中央区)が、グランドスポンサーを務めるJリーグ、名古屋グランパスの選手を起用した広告車両を走行させている。

(出所:ZENSHO HOLDINGS)
また、トラック広告の運用にあたって、AIを活用した自動車広告サービスを手掛けるEssen(川崎市中原区)と連携。トラックが走行中に取得したスマートフォンの公開データから、閲覧回数や広告と接触した人の性別や年代などを分析できるシステムも開発した。
これによって、オンライン広告のような詳細なデータを取得できるようになり、データをマーケティングにも活用できる。
費用は4トントラックの場合、荷台の一部の利用で月額3万から。貨物部分のフルラッピングは月額20万円から。広告車両の選定から運用計画、デザインの制作、ラッピング施工、運用まですべて同社が代行する。
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