サービス・商品GPSを利用した車両位置情報管理システム「DoCoMAP」を開発、運用するドコマップジャパン(東京都港区)は1日、太平洋工業(岐阜県大垣市)の温度ロガー(記録計)「e-WAVES」BLEタイプと、DoCoMAPのスマートフォン向け運行状況記録アプリケーション「docomapPLUS」との連携を同日から開始したと発表した。運送中の冷凍冷蔵品などの温度管理が容易になる。
e-WAVESは、設置した場所の温湿度を手軽に監視できるロガーで、計測データはアプリやクラウドに表示されるため、現場にいなくても遠隔でデータの収集、確認ができる。また、BLEタイプは、トラック庫内や保管設備の中からでも対象のスマホへ電波を送信でき、輸送や保冷設備の温度管理にも活用できる。
一方、docomapPLUSは運行状況をスマホで記録するDoCoMAP専用のアプリケーションで、運行状況を位置情報と連動させてクラウドで管理することで、運行日報の作成や労務管理が容易になる。記録する内容はフルカスタマイズ仕様のボタンで自由に作成できる。
今回の連携は、物流分野での品質管理、特に温度管理のニーズの増加に応えるために進められた。e-WAVES BLEタイプとPLUSをBluetoothで連携させると、1分間に1回、温度情報をDoCoMAPへ送信できるようになる。
これによって、管理者は車両の位置情報と庫内の温度情報をDoCoMAP地図上で、リアルタイムに確認できるようになり、運転手もスマホで庫内の温度情報を確認できる。また、一定の温度に達すると警告を発するよう設定することもでき、異常の迅速な把握と対応にも役立つ。
連携内容については、4月9日から11日までインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される「第6回関西物流展」の太平洋工業ブースで展示される。
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