サービス・商品東レエンジニアリングDソリューションズ(東京都中央区)は3日、トラック入場の予約・記録が可能なシステム「TONOPS バース予約」を月額3万円から発売する。
トラックの荷待ち時間削減に対応するため、車両の入場予約システムを導入し、荷役作業時間を詳細に可視化する。このシステムにより、配送車両の効率的な運行管理と業務の最適化を支援する。また、荷主企業と運輸企業間で配送スケジュールをリアルタイムで事前共有できるため、双方の業務計画を円滑に調整できる。さらに、システムに蓄積されたデータを活用することで、将来の配送計画の改善にも活用できる。
政府はトラックの荷待ち時間と荷役作業の合計を原則2時間以内とすることを要請。これを受けて同社は、徹底的な市場分析と顧客ニーズの調査を実施し、機能を必須項目に絞り込む戦略を採用した。その結果、システムの導入・運用コストを大幅に削減し、従来の同種システムと比べて低価格提供を実現した。この価格設定により、中小企業を含む幅広い顧客層への普及を促している。
同社は2025年度の売上高目標を5000万円、28年度には中期経営計画で3億円の達成を見込んでいる。製造業や物流業界向けに、TONOPSシリーズとして生産管理システムや物流管理システムなどを幅広く展開している。今回のバース予約システムもこのシリーズの重要な一環として位置づけ、製造業および物流業界の多様な課題解決に向けて貢献する構えだ。特に、デジタル技術を活用した業務効率化と生産性向上で、顧客企業の期待に応えていくとしている。
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