
▲ウインドチャレンジャー2基を搭載したLNG運搬船(出所:商船三井)
ロジスティクス商船三井は10日、東京ガスの100%出資子会社である東京エルエヌジータンカー(東京都港区)向けの新造LNG(液化天然ガス)運搬船に、風力補助推進システム「ウインドチャレンジャー」を2基搭載すると発表した。LNG運搬船への同装置搭載は世界で2隻目で、環境負荷の低減を目的としている。
本船は韓国ハンファオーシャンのコジェ造船所で建造中で、2026年に完成予定。全長294.9メートル、船幅46.4メートルで、船型は17万4000立方メートルのメンブレン型。搭載されるウインドチャレンジャーは、最大高さ49メートル、幅15メートルの3段式構造で、繊維強化プラスチック製の帆を採用している。風力を補助推進力として活用することで、燃料消費量と温室効果ガス排出量の削減が可能だ。これまでにばら積み船2隻へ同装置を搭載しており、さらに今後7隻のばら積み船と2隻のLNG船への搭載が予定されている。
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