イベント4月10日、関西物流展の会場で「関西版物流議論」セミナーの2日目が開催された。LOGISTICS TODAYが展開する「物流議論」は、物流業界が直面する多様な課題の実情を明らかにし、その解決策を探ることで変革を促すシリーズ。関西版は今回が初開催で、前日の初回に続き、会場はほぼ満席となった。
この日のテーマは『CLOの現場力:物流管理とリーダーシップの新潮流 〜現場牽引力とプロジェクト管理〜』。物流統括管理者(CLO)に求められる現場マネジメントとプロジェクト推進力に焦点を当てた。
登壇したのは、野村不動産 都市開発第二事業本部 物流事業部長の稲葉英毅氏と、シグマクシス ビジネスデベロップメントシェルパ2 ディレクターの池田祐一郎氏。進行は、LOGISTICS TODAY代表の赤澤裕介が務めた。

▲(左から)シグマクシスの池田氏、野村不動産の稲葉氏、LOGISTICS TODAYの赤澤
池田氏は、CLOに必要なリーダー像について言及。「物流部門の業務効率だけでなく、経営に資する“北極星”を現場に示し、社内外の関係者とともに実行する力が求められる」と語った。
一方、稲葉氏は物流施設を提供する立場から、「これからの物流施設は、CLOの判断と行動を支える“実行の場”にならなければいけない」と述べ、共同化やデータ連携といった現場支援のあり方を提示した。
登壇者による議論は、現場視点や経営視点を往復しながら、多面的な知見が交わされる展開となった。
明日は「関西版物流議論」の最終日。11日14時20分から14時50分、4号館7会場にて開催される。
テーマは『共同化と脱炭素が拓く新たな物流価値 〜CLO視点の持続可能性戦略〜』。サステナビリティを推進するCLOの戦略と取り組みを議論する内容となる。
先着順での現地参加が可能なため、最終日の議論にも、物流のこれからを捉えるヒントを得る場として、ぜひ足を運んでほしい。
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