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グリーンコープ、高性能冷凍容器・蓄冷剤を導入

2025年4月11日 (金)

▲ペンギンBOX(出所:グリーンコープ共同体)

サービス・商品西日本の16生協で組織するグリーンコープ共同体(福岡市博多区)は11日、ドライアイスの使用量を大幅削減するため、4月から冷凍配達専用容器「ペンギンBOX」と配送用蓄冷剤「キプクル」を順次導入すると発表した。ことし7月をめどに、物流センターから配送する全ての冷凍配達容器と蓄冷剤を切り替える。

ペンギンBOXは、PET+PEにUV加工を施した新素材「PETパールUV」を採用した高性能な断熱容器で、従来の保冷容器に比べ高い遮熱性と断熱性、軽量性を兼ね備え、耐久性と作業性に優れている。

また、キプクルは、マイナス20度の一般的な冷凍庫で凍結できる高性能蓄冷剤で、特別な急速凍結庫を必要とせず、運用がしやすい。再利用が可能で安全性も高く、ドライアイスに代わる新たな冷却手段として期待されている。

グリーンコープは九州や近畿、中国、福島県の16の生協などで構成されており、ことし4月から福岡県や熊本県、広島県の物流センターから順次導入を開始。7月中には全センターでの切り替え完了を予定している。導入数は、ペンギンBOXが1万4500個、キプクルが6万2000個になる。

これによって、昨年度に使用していたドライアイス総量1616トンのうち、配送センターから組合員宅までの配達に使用していた仕分け用ドライアイス982トンの削減が見込まれる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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