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MBO実施のCRE、ケネディクスとの資本提携解消

2025年4月21日 (月)

M&Aシーアールイー(CRE)は18日、不動産ファンドのケネディクス(東京都千代田区)との間の資本業務提携を解消したと発表した。両社は2017年に資本業務提携し、不動産ファンド事業の協業や物流施設の拡大などに取り組んできたが、CREは三井住友ファイナンス&リース(SMFL)の100%子会社、SMFLみらいパートナーズのTOB(株式公開買い付け)によって上場廃止になる予定となっている。

ケネディクスは昨年7月時点で、CREの発行済み株式の15.28%を保有し、社外取締役を1人派遣していた。しかし、CREはMBO(経営陣による買収)による経営再建を図ることになり、ことし1月にSMFLみらいパートナーズの協力でTOBを実施。3月13日に成立した。

今後は、株式の強制買い取り(スクイーズアウト)などを実施し、最終的にはSMFLがCRE株式の50.1%を取得し、残りは創業者で会長の山下修平氏の資産管理会社が保有する。これによって、東京証券取引所プライム市場に上場しているCREは上場廃止となる。現在の経営陣は、上場廃止後も続投する。

ケネディクスはSMFLの子会社で、TOBには応募せず、今後、保有する全株式をCRE側に売却することになっている。業務提携の解消日は4月18日で、派遣していた社外取締役は提携解消にともない退任した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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