電通、日立製作所と生成AIで協業

M&A電通は23日、電通デジタル、日立製作所とともに、生成AI（人工知能）分野で戦略的協業を行うと発表した。3社は共同プロジェクト「AI for EVERY」を始動し、生活者に寄り添う生成AIサービスを開発する。第1弾として、小売店舗での在庫予測とAIレシピ提案を組み合わせた新サービスを検討しており、食品ロスの削減や流通効率化に寄与する。

具体的には、日立の需給予測技術を活用して売れ残る可能性がある食材を抽出し、電通の生成AIがその食材に応じたレシピやクーポンを作成。これをデジタルサイネージやアプリで生活者に提示することで、店舗内での購買行動を促す仕組みを構築する。電通デジタルは広告素材の自動生成を支援する技術で流通現場の販促活動を支える。今後はリテール分野にとどまらず、金融や認証・決済、リユース品流通など多様な業界向けに生成AIサービスを拡充する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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