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富士ゼロックス、紙に埋め込む「点コード」開発

2013年10月24日 (木)

話題富士ゼロックス(東京都港区)は24日、紙で出力した文書の背景に、目立たないように極小ドット(点)のコード情報を描画することで、情報を埋め込むことができる低視認性のコードを開発したと発表した。

紙に情報を「埋め込む」技術としては、これまで2次元コードが一般的だったが、同社が開発した「ミストコード」は、電子透かしのような低視認性コードで、既存の文書や帳票フォーマットのレイアウトを変えずに、画質を損なうことなく情報を埋め込める。

この技術は、ドットをある規則で配置したパターンで構成し、このパターンを紙の出力文書に複数分散配置して情報を埋め込むもので、広範囲に配置することで、用紙の一部が欠落した場合でも、欠落部以外のコード情報から電子文書を特定できる。

「いつ・どの会議で利用した文書なのか」といった情報を埋め込むことにより、紙文書の漏洩抑止に利用できるほか、帳票IDを埋め込めば、手書き帳票の管理や異なるアンケートの自動集計などに利用することも可能。

ミストコードの作成と利用方法

ミストコードの作成と利用方法