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鴻池メディカル、EPGの倉庫管理システムを導入

2025年6月6日 (金)

サービス・商品物流システムの開発を手掛ける独Ehrhardt Partner Group(EPG)は5日、同社のクラウド型倉庫管理システム「LFSWM」が鴻池運輸のグループ会社で医療事業部門を担う鴻池メディカル(東京都千代田区)に採用されたと発表した。また、EPGとKONOIKEグループは国際的な協力体制を強化するため、「Ehrhardt Konoike Solutions」を、ドイツのボッパルトに共同設立した。同社は、欧州への進出や事業拡大を図る日本企業の支援を手掛ける。

鴻池メディカルは、全国に10か所の滅菌センターと複数の物流拠点を展開し、医療機器の受け取りから洗浄、保守、出荷までを一貫して同一施設内で行っている。今回導入されたLFSWMによって、在庫のリアルタイム追跡や滅菌有効期限の管理などが1つの統合プラットフォーム上でできるようになった。また、LFSWMは品質管理機能も備えており、検査結果に基づき次工程処理を自動で判断、制御するため、作業の効率化につながっている。

同社はこれまで、複数のメーカーの倉庫管理システム(WMS)を使っていたため、業務が複雑になり、作業効率の悪さが課題だった。LFSWMの導入によって、独自の3PLオペレーションを反映した統一プラットフォームを構築でき、国内外でのサービス拡張にも対応できるようになったとしている。

また、合弁会社のEhrhardt Konoike Solutions は今年7月から事業を開始する。日本企業に対し、AIやロボティクスといった最先端技術の統合、製品開発を支援するほか、ドイツ国内に専用物流センターを整備し、物流の実際の運用も担う。

両社は「日本企業の事業成長と成功を支える物流拠点、戦略的ハブとしての役割を果たす」としている。

(出所:EPS)

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LOGISTICS TODAY編集部
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