拠点・施設上組、トヨタエルアンドエフ東京(東京都品川区)、エスケイエム(愛知県刈谷市)の3社は11日、共同運営会社「合同会社海の森水素ステーション」を設立し、東京都江東区の東京港に「海の森水素ステーション」を建設すると発表した。

▲海の森水素ステーション完成予想図(出所:上組)
東京港に隣接する上組東京多目的物流センター内に水素ステーションを整備する。新施設では初期段階として、上組が使用する燃料電池フォークリフト20台への水素供給・販売を担う。将来的には大型燃料電池トラックやバスなどの一般利用も見据え、45メガパスカル(MPa)と82MPaの2種類のディスペンサーを設置する予定だ。82MPaディスペンサーにはツインノズルを採用し、大型燃料電池トラックへの充填時間を短縮する。
この水素ステーションは、オフサイト方式の水素供給を採用。供給能力が1時間あたり500Nm3を超える大規模施設となる。敷地面積は2300平方メートル。4月に設置工事を開始し、2027年4月の稼働開始を目指している。3社は、政府が掲げる50年カーボンニュートラル方針および東京港の脱炭素化を背景に、水素エネルギーの需要拡大と早期社会実装に取り組む。本事業を通じて、地球規模での環境問題解決に貢献していくとしている。
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