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高末、統合配車管理システムを開発

2025年6月12日 (木)

サービス・商品総合物流事業を展開する高末(名古屋市熱田区)は12日、ネバーマイル(東京都港区)と共同で統合配車管理システム「TLS」(Takasue Logistics Service)を開発し、運用を開始したと発表した。

高末は物流効率化を目指し、中ロット混載輸送サービス「タカスエロット便」を強化するため本システムを導入。荷主企業向けに「輸送オーダーのオンライン入力機能」の提供を開始した。これにより、電話やファクスによる発注作業を削減。伝票や納品書などの書類の電子化し、事務作業の負担軽減とペーパーレス化を実現する。請求書も電子受領に対応し、郵送の手間を省く。受領漏れや紛失リスク、社内の作業負担を軽減。請求書支払い処理の時間短縮にもつながる。

高末では、受注データの一元管理と可視化を進め、複数営業所の配車状況をリアルタイムで把握できる体制を整備した。配車業務の効率化を図り、運行指示書や帳票のデジタル管理により現場との情報共有を迅速化した。ペーパーレス化の効果も表れている。動態管理機能を強化し、ドライバーがモバイル端末を携帯することで、車両やルート、運行状況をリアルタイムで把握・共有できるようになった。同システム上で荷物追跡や納品状況の確認が可能となり、納品先ナビやドライバー指示も一元化。これにより、現場対応力と顧客満足度の向上を実現する体制が整った。

将来的には、受領書の電子化や電子サイン機能の拡張を予定している。荷主と高末双方による納品確認の完全デジタル化を目指す。受注から配送完了までの一連の処理のデジタル化を見据え、業務負荷の軽減と属人的作業の削減を進める。

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LOGISTICS TODAY編集部
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