サービス・商品AI防犯システムの開発などを手掛けるアースアイズ(東京都港区)は12日、火災の早期発見を目的とした同社のAI監視技術「火の見櫓AI」と「ファイヤープリベンションAIシステム(F.P.A)」を統合した新たな防火システムの「新防火対策ソリューション」をリリースしたと発表した。
同社の「火の見櫓AI」は高所からAIカメラで街全域を監視するシステムで、火や煙を初期段階で検知して即時に通知する。昨年には茨城県大洗町で採用され、消防本部との連携で防災力の向上に貢献している。 文化財建造物や工場での防火対策として周辺の建物や屋内にも設置できる。
また、F.P.Aは火災リスクの高い現場を、既存のIPカメラを使って監視する。センサーを使わずに火や煙をAIが自動で検知し、即時に通報する。既設のIPカメラに接続するだけで導入が可能なため、センサーを追加する必要はなく、導入コストも抑えられる。工場や倉庫、文化財など、屋内外問わず柔軟な設置できる。
火の見櫓AIとF.P.Aを統合した新防火対策ソリューションは、高所からの広範囲の監視機能と、センサーなしで出火を判断する機能の両方を合わせ持ち、火災への対策を向上させる。
当社では今後、新防火対策ソリューションの普及に取り組み、自治体施設や文化財、空き家、工場など、火災リスクの高いさまざまな現場への展開を図るほか、防災DXやスマートシティの構築を目指す自治体との連携を目指す。
同社は7月2日から4日まで、東京ビッグサイトで開催される「自治体・公共Week 2025(地域防災EXPO)」に出展し、実際に火を用いたAI検知デモンストレーションを行う。
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