
▲長崎県造船振興連絡会議(出所:長崎県)
行政・団体長崎県は16日、造船業に関わる産・学・官の各団体で構成する「長崎県造船振興連絡会議」を設立し、2日に初会合を開いたと発表した。県の基幹産業である造船業のさらなる振興を図る。県内全域を対象とする造船業の会議体の設立は全国初となる。
同会議では、佐世保重工業や三菱重工業長崎造船所など県内の造船所5事業所のほか、長崎大学や佐世保工業高校など大学・高校、国土交通省、長崎市、佐世保市、西海市の3市などが集まり、造船業の魅力発信や人材の確保・育成に取り組む。
世界的なカーボンニュートラルの流れや防衛予算の拡大によって、艦艇の建造や修繕に対する需要が高まっており、最近は同県内の造船業には活況の兆しが見える。このため、県内の造船業のさらなる活性化に向けて、国の協力も得ながら県を挙げて取り組むことになった。
今後、同会議を通じて産学官で連携し、造船業の魅力発信にむけた方策を検討、実施するほか、各種メディアの活用や県外大学との連携などによって、同県の造船業をPRする。
県は「造船人材の確保に向けて産学官の連携を強化し、造船所見学会などのイベントや情報発信の充実を図るとともに、新たな取り組みも検討していく」としている。
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