サービス・商品ハクオウロボティクス(東京都荒川区)は19日、総合物流機器メーカーの三菱ロジスネクストと無人フォークリフトの車体供給契約を締結した。ハクオウロボティクスは、三菱ロジスネクストから供給を受けるウォーキー型フォークリフトに自社開発のソフトウエアを搭載する。これにより、現場で使いやすく、導入も簡単な自動化物流機器の市場投入を進める。

▲ウォーキー型フォークリフト(三菱ロジスネクスト「コーターリフト」)(出所:ハクオウロボティクス)
ハクオウロボティクスと三菱ロジスネクストは、現場で使いやすく、導入しやすいウォーキー型フォークリフトベースの自動化物流機器の普及を目指し、2024年12月に車体供給で合意。両社は業務提携体制の整備を進め、ことし9月から三菱ロジスネクストの全国販売店を通じて「AutoFork」の販売を開始する予定だ。

▲自動フォークリフト(ハクオウロボティクス「AutoFork」)(出所:ハクオウロボティクス)
ハクオウロボティクスは、「『モノを運ぶ』のない世界へ」をビジョンに掲げ、22年設立。倉庫や工場など現場で即日使用可能なAutoForkを開発・販売している。独自の自動運転ソフトウエアと物体認識技術により、納入当日から稼働するプレイバック機能、高精度な搬送(停止精度±10ミリ)、複数パレット一括認識機能、物流機器連携機能を提供している。AutoForkは、連携機能を備え、エレベーターや垂直搬送機などと組み合わせた多層階搬送も自動化できる。エレベーターとのネットワーク連携で、機器間のステータス情報を共有し、フロア間搬送の省人化も実現した。
また、同社は、24年8月に物流不動産世界最大手プロロジスから出資を受けて資金調達を実施。開発・サポート体制の強化を加速し、25年以降の増産と普及を目指している。AutoForkは、今後、さらなる技術・機能の拡大や多様な現場への適用も進め、物流現場全体の省人化・自動化ソリューションの高度化を図る。
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