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CBRE、ホンダのSDV事業拠点整備をサポート

2025年6月27日 (金)

拠点・施設事業用総合不動産サービスのシービーアールイー(CBRE、東京都千代田区)は26日、本田技研工業が大阪市北区に開設した新たなソフトウエア開発拠点「Honda Software Studio Osaka」(ホンダソフトウェアスタジオ大阪)について、賃貸借仲介やプロジェクトマネジメント、Well認証取得などを支援したと発表した。同開発拠点はことし4月に開設され、電動車を主とした商品競争力強化に向けたソフトウエア関連の研究開発を進める。

開発拠点は、大阪梅田地区の複合商業施設「グラングリーン大阪」内に開設された。ホンダが目指すソフトウエアデファインドビークル(SDV)事業を加速させるため、人材獲得や開発力の強化を目的としている。

(出所:CBRE)

同社は2031年3月期までの10年間で2兆円をソフトウエア関連の研究開発に投資する計画で、大阪のほか、大宮市、東京都品川区、名古屋市、福岡市に開発拠点を整備。今回の施設は、従来の開発拠点を発展させる形で新たに開設した。来年には東京都内にも新たな拠点を開設する予定にしている。

CBREは、大阪での新規開設にあたって、グラングリーン大阪南館パークタワーの選定や条件協議、契約調整のサポートのほか、プロジェクトマネジメント業務を通じて、設計者、ビル指定業者、各種サプライヤーなどの選定・調整・交渉、スケジュールやコストなどの管理を行った。また、SDV統括部として目指すべき働き方や行動を落とし込んだワークプレイス戦略の策定と実行を促進するための意識改革・啓発活動も支援した。

ソフトウエア開発のパフォーマンスを最大化し、新たな価値を迅速に創出する環境を整えるには、社員の意識を変革するチェンジマネジメントが不可欠だとして、CBREのワークプレイスストラテジー部門が主導して、行動指針の策定と啓発を支援。また、快適性や健康に配慮したオフィス環境の構築を目指し、空間の評価制度である「WELL認証」の最高ランク「プラチナ」の取得に向けたサポートも行った。

ホンダでは「組織開発やソフトウエア人材の獲得を進めるための最適な環境の整備を支援してもらい、社員の意欲を高め、力を発揮できる職場環境を構築することができた」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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