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横浜港山下ふ頭でヒアリ大量確認

2025年6月30日 (月)

▲今回確認されたヒアリ(出所:横浜市)

調査・データ横浜市は27日、横浜港の山下ふ頭で要緊急対処特定外来生物であるヒアリを確認したと発表した。横浜港の山下ふ頭の荷さばき地内で24日に発見したアリについて、専門家がヒアリであると確認した。発見場所は一般の立ち入りを禁止したエリア。人的被害の報告はない。

18日に中国の廈門港から当該コンテナを積載した船舶が出港。22日、東京港大井ふ頭に入港した。23日に東京港を出港し、横浜港本牧ふ頭に入港。24日、横浜港本牧ふ頭でコンテナを陸揚げし、コンテナヤード内に一時保管した。同日、山下ふ頭の荷さばき地へ搬入した。

事業者がコンテナを開封し、積み荷を下ろしたところ、コンテナの奥に多数のアリを確認。積み荷の下部に敷いた段ボール片に、アリの成虫とともに卵・幼虫とサナギが付着していることを確認した。コンテナ内の個体とコンテナ外の段ボール片に付着した個体を殺虫処理した。コンテナを封鎖後、周囲を確認したところ、コンテナ奥の直下からアリが漏れ出していたため、殺虫処理した。

確認したアリは、ヒアリの働きアリ2000個体、女王アリ100個体、雄アリ50個体だった。卵・幼虫とサナギは計500個確認した。横浜市は、環境省が実施する調査と防除に協力していくとしている。

ヒアリを刺激すると刺される場合がある。ヒアリと疑われる個体や巣を見つけた際は、刺激せずに横浜市や環境省関東地方環境事務所へ伝えることを事業者に求めている。刺された場合は、まずは20分から30分程度安静にすること、容体が急激に変化すれば最寄りの病院を受診すること、受診の際にはアリに刺されたこと、ヒアリの毒に対してアレルギーを持つ人の場合アナフィラキシーの可能性を伝えることを求めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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