財務・人事ダイレクトメール(DM)や通販出荷の代行などの事業を手がけるディーエムエス(DMS)は28日、2026年3月期第1四半期決算を公表した。売上高68億400万円(前年同期比14.6%増)、営業利益2億3500万円(同22.1%増)、最終利益1億9200万円(33.7%増)と増収増益だった。企業や自治体などからの新たな案件受注などが貢献した。
同社の主要事業のうち、DM事業は、売上高57億7400万円(17.0%増)、セグメント利益3億7000万円(同12.8%増)と好調だった。既存顧客の取引窓口拡大や新規受注の促進といった営業活動が功を奏し、増収増益を維持した。特に、通信販売をはじめ広い分野で顧客データを活用した販促活動を活発化させた効果が出たとしている。
一方で物流事業は、売上高6億4500万円(同2.7%増)と増収だったものの、セグメント利益は200万円の赤字に転落した。通販出荷を中心に取扱数が堅調に伸び増収となったものの、企業キャンペーンや販促分野での高採算案件の取扱数が減少したとしている。
今期の業績については、前期並み水準の売上高277億円、営業利益12億円、当期純利益8億5000万円と前回予想を据え置いた。DM事業は、市場全体が軟化傾向のなか、ビッグデータの蓄積が進む中堅・大手企業などによるDMの活用に期待するとしている。また、物流事業ではEC(電子商取引)市場が伸びるなか、同社では受注機会の拡大に向けた業務提携や機械化・省人化の取組みが進んでおり、受注増と業務効率化による粗利改善で挽回を目指す。
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