サービス・商品スマート倉庫システムなどの開発を手がけるHOUSEI(東京都新宿区)は1日、中国の上海GLOBL智能科技(GLOBL PTR)が日本向けに開発した4方向パレットシャトル「OmniXuttle」(オムニシャトル)の取り扱いを開始すると発表した。GLOBL PTRは中国国内の4方向パレットシャトル市場で5割近いシェアを占めている大手企業で、HOUSEIのサポート体制を活用して、日本での販売強化に取り組む。

▲4方向パレットシャトル「OmniXuttle」(出所:HOUSEI)
4方向パレットシャトルは、パレットを縦横に移動させることで、スペースを効率的に活用しながら荷物や製品などを保管する自動倉庫で、従来のクレーン型ロボットで荷物を出し入れするスタッカークレーン方式に比べ、1.5倍から2.5倍の荷物などを収納できる。このため、EC(電子商取引)市場の急成長や人手不足を背景に、欧米や中国のメーカーで販売競争が激しくなっている。
OmniXuttleは、最大積載量4トンで、日本のJIS準拠サイズを含む幅広いパレットサイズに適応する。マイナス25度から45度までの温度環境に対応し、冷凍倉庫から常温倉庫、多湿環境まで幅広く活用できる。また、さまざまなセンサーが安全で正確な搬送を可能にし、停止精度は2ミリ以内、走路の障害物も回避できる。遠隔監視機能もあり、稼働の安定性を確保した。
HOUSEIは今月10日から12日まで開催される「国際物流総合展2025 第4回 INNOVATION EXPO」に出展し、スマート倉庫システムやロボット制御システム、AI顔認証端末などを展示する。12日には、4方向シャトルなどのスマート倉庫システムに関するセミナーも予定している。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。