ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JX金属、リサイクル原料前処理強化へ70億円投資

2025年9月29日 (月)

荷主JX金属は29日、金属・リサイクル事業でのリサイクル原料の処理能力拡大に向け、佐賀関製錬所(大分市)に前処理設備を増強すると発表した。投資額は70億円で、キルン炉などを導入し2025年比で処理能力を5割高める計画。稼働開始は27年度を予定する。

同社は、銅精鉱製錬の収益性低下を背景に、リサイクル原料比率を高める「グリーンハイブリッド製錬」への転換を進めている。今回の投資は、低品位E-wasteを含むリサイクル原料の増加に備えるもの。原料の安定確保と事業収益性の強化を狙う。

リサイクル工程では銅資源の循環に加え、貴金属やレアメタルも回収される。これらは同社が展開する半導体材料や情報通信材料事業で需要が高く、供給リスクが指摘される重要鉱物としても位置付けられている。回収量の拡大は自社のサプライチェーン強化に加え、社会的な資源安定供給にもつながる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。