M&Aエア・ウォーターは7日、歯科診療用品の通販・卸を手がける歯愛メディカルの公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。取得前38.29%だった議決権比率は78.65%に上昇。同社を連結子会社化する。
TOBは8月8日から10月6日まで実施され、歯愛メディカルの経営陣も賛同していた。今後は創業者の清水清人氏とエア・ウォーターの2者のみが株主となることを目指し、スクイーズアウトを経て上場廃止の手続きを進める見通し。
歯愛メディカルは石川県能美市に本社を置き、歯科資材の通信販売や在庫・受発注管理に強みを持つ。エア・ウォーターは今回の子会社化により、医療・デンタル分野での在庫・拠点配置や配送網の最適化を進め、グループ全体の医療物流の統合と効率化を加速させる方針だ。
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