環境・CSRe-dash(イーダッシュ、東京都港区)は10日、福岡県から「中小企業への脱炭素経営導入支援業務」を受託したと発表した。自社が提供するCO2排出量可視化・削減サービス「e-dash」を活用し、県内中小企業の温室効果ガス削減を支援する。
福岡県は2050年の温室効果ガス排出量実質ゼロを掲げ、30年には13年度比46%削減を中間目標としている。県内排出量の約半分を占める産業・業務部門の削減が課題となるなか、県は「脱炭素経営 はじめの一歩。応援プログラム」を開始。e-dashはその一環として、300社を対象にスコープ1・2排出量の算定・可視化を支援し、削減目標の設定や施策提案を行う。参加企業は26年3月末まで無料で利用できる。
同社のサービスは、電気やガスの請求書をアップロードするだけで排出量を自動算出できるのが特徴。省エネ設備導入、再エネ活用、カーボンクレジット利用など具体策も提示し、企業が継続的に削減を進められるよう伴走支援を行う。
企業規模や業種を問わず脱炭素化が求められるなか、本取り組みは地方自治体と民間が連携して中小企業のGX(グリーントランスフォーメーション)を後押しする事例といえる。福岡県の取り組みは、他地域にも波及する可能性がある。
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