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三井不、新子安物流施設に三菱重工の再エネ制御装置

2025年10月10日 (金)

COORDY(出所:三菱重工業)

荷主三菱重工グループの三菱重工エンジン& ターボチャージャ(相模原市中央区)と三菱重工交通・建設エンジニアリング(東京都港区)は10日、再生可能エネルギーを最大限に活用できるマイクログリッドコントローラー「COORDY」(コーディ)を初めて納入したと発表した。導入先は、三井不動産とENEOS不動産が開発した「三井不動産ロジスティクスパーク横浜新子安」(MFLP横浜新子安、横浜市鶴見区)。

同施設には2000キロワットの太陽光パネルと2600キロワット時の蓄電池が設置され、COORDYが系統電力・太陽光・蓄電池の3電源を最適に制御。これにより、従来比で40%のCO2削減が見込まれている。災害などで系統電力が停止した際にも、蓄電池や太陽光を活用して施設の自立運転を可能とするBCP(事業継続計画)対応型の設計だ。

また、今回の導入ではMHI-TCが蓄電池とCOORDYの設置・試運転・土木構造物工事を一括して担当。グループ内のシナジーにより、設計から施工までをワンストップで提供する総合エンジニアリング体制が、効率的な施工とコスト削減を実現している。

COORDYは、MHIETが開発した“トリプルハイブリッド”自立給電システム「EBLOX」(イブロックス)の中核を担う制御装置で、相模原工場にて2019年から実証運用されている。変動する再生可能エネルギーとエンジン発電、蓄電池の協調運用を制御し、安定した電力供給を実現。今後も国内外での展開を目指す。

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