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M&Aイオン九州（福岡市東区）は21日、完全子会社でスーパーマーケットを運営するジョイフルサン（長崎市）を2026年3月1日付で吸収合併すると発表した。グループ経営の効率化と事業基盤の強化を目的としたもので、合併に先立ち、イオン九州がジョイフルサンに対して有する短期貸付金のうち最大7億円を放棄し、債務超過を解消したうえで実施する。
ジョイフルサンは25年7月、旧ジョイフルサンアルファから商号を変更し、イオン九州の完全子会社となった。前事業年度末には前親会社からの債務免除を受けて債務超過を解消したものの、今期中に予定される設備投資の実行により、再び債務超過に陥る見込みとなっていた。イオン九州は今回の債務放棄を通じて、グループ内の財務健全化と成長基盤の再構築を図る。ジョイフルサンは合併により解散する。
今回の合併に伴う連結業績への影響は軽微とされるが、イオン九州は放棄した債権額を26年2月期の個別・連結決算で特別損失として計上する予定。地域密着型の店舗運営を手がけてきたジョイフルサンを吸収することで、イオン九州は長崎エリアの事業統合を一段と進め、グループ全体の収益構造の最適化を目指す。
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