ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国内荷動き4年半ぶり浮上、物流コストは再上昇へ

2026年11月2日 (月)

調査・データNX総合研究所は10月30日、製造業と卸売業を対象に実施した「企業物流短期動向調査」の2026年9月調査結果を公表した。7-9月の国内向け出荷量を示す荷動き指数はプラス1となり、4-6月のゼロ水準から1ポイント上昇した。プラス圏に浮上するのは22年1-3月以来。10-12月はプラス3と、さらに2ポイント上昇する見通しとなった。

調査は製造業、卸売業の2500事業所を対象に9月初旬時点で実施し、593事業所が回答した。回答率は23.7%。指数は、前年同期比で「増加」と回答した事業所割合から「減少」の割合を差し引いて算出しており、実際の貨物量の増減率を示すものではない。

7-9月の業種別荷動き指数は15業種中8業種がプラスとなった。繊維・衣服、一般機械、鉄鋼・非鉄、金属製品、パルプ・紙、精密機械、食料品・飲料、電気機械で前年同期を上回った。一方、生産財卸、消費財卸、木材・家具、窯業・土石、化学・プラスチック、輸送用機械など7業種はマイナスだった。10-12月は7業種がプラスとなる見通しで、食料品・飲料やパルプ・紙、電気機械などで改善を見込む。

▲荷動き指数(クリックで拡大、出所:NX総合研究所)

地域別では7-9月に北陸・信越、東海、近畿、東北、中国の5地域がプラスとなった。関東、北海道、四国、九州・沖縄はマイナス。10-12月は九州・沖縄がプラス11まで改善するなど6地域がプラスとなる一方、北海道と関東は引き続きマイナスを見込む。

物流コスト割合の動向指数は7-9月に全15業種でプラスとなり、業種全体ではプラス34だった。前期から4ポイント低下したものの、10-12月はプラス37へ再上昇する見通しで、荷動きの改善と並行して物流費上昇への警戒が続く。運賃・料金の動向指数も7-9月は調査対象の全6機関でプラスとなり、10-12月は5機関で上昇を見込んでいる。

輸出入貨物では、7-9月の外貿コンテナと国際航空の輸出入4区分すべてで荷動き指数がプラスとなった。在庫量と営業倉庫保管量も全3分野でプラスとなっており、国内貨物量が緩やかに持ち直す一方、運賃や保管費を含む物流コストの上昇圧力が続いている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集局にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集局直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集局
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。