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JR貨物、上半期は積み合わせ貨物堅調で4.2%増

2025年10月23日 (木)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が22日に発表した2025年度上半期(4-9月)の輸送実績は、コンテナと車扱(タンク車など)の合計で前年同期比4.2%増の1308万6000トンとなった。中東情勢の不安定化による原油高や物価上昇で個人消費が伸び悩むなか、エコ関連物資や積み合わせ貨物の増送が全体を押し上げた。

コンテナ輸送は同7.5%増の943万9000トンと好調。中央新幹線建設工事で発生した土砂輸送や再生資材などの「エコ関連物資」が2.7倍に拡大したほか、将来的なドライバー不足を見据えた荷主企業による鉄道シフトも進展した。「積み合わせ貨物」は3.8%増、「自動車部品」も15.4%増と伸び、製造・流通両面で鉄道モーダルの活用が広がった。一方、「家電・情報機器」は減送となった。

車扱は3.4%減の364万7000トンで、燃料需要の反動減により「石油」が減少したほか、亜鉛の輸送終了も響いた。
9月単月では、国内景気が緩やかに持ち直すなかで輸送量が顕著に回復。台風10号被害や輪軸不正問題の影響で前年実績が低かった反動もあり、コンテナ輸送は前年同月比14.7%増の165万5000トン、車扱は同1.1%増の64万2000トンとなった。総輸送量は10.6%増と回復基調を示した。

特に清涼飲料水を中心とする「食料工業品」や「化学薬品」、「工業品」などで輸送量が増加し、「エコ関連物資」は3.5倍に拡大した。

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