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南海電鉄の物流施設ブランドは「NANKAI-LOGI」

2025年10月30日 (木)

ロジスティクス南海電気鉄道は29日、同社が運営する物流施設ブランドとして「NANKAI-LOGI」(ナンカイロジ)を新たに制定したと発表した。

同社は不動産事業の深化・拡大を重要方針として掲げており、ことし4月には泉北高速鉄道(大阪府和泉市)を吸収合併。これにより50年以上にわたって運営してきた東大阪・北大阪流通センターの物流事業を継承した。今後は関西を中心に事業エリアを広げ、物流効率化に資する施設の整備を通じて、経済活動に重要な物流インフラを支える考えだ。

NANKAI-LOGIは、効率的な物流ネットワークの構築、快適な労働環境の提供、そして環境に配慮した持続可能な施設運営を目指す新ブランドとして位置づけられている。北大阪・東大阪のトラックターミナルには複数の特別積合せ貨物運送事業者が入居しており、共同配送などの連携が容易な構造を備える。また、上層階に倉庫を併設する複合施設の開発を進めることで倉庫からの配送をスムーズにし、物流の効率化に寄与している。

▲北大阪トラックターミナルの完成予想図(出所:南海電気鉄道)

施設面では、床荷重や天井高、柱スパンなどの基本スペックに加え、電気自動車用充電設備や中間層免震構造など、先進的な技術を積極的に導入。食堂やコンビニエンスストア、アメニティスペースのほか、仮眠室や浴場を備え、物流業務に従事する人々が快適に働ける環境を整備している。

さらに、ことし4月には東京流通センター(東京都大田区)と業務提携契約を締結し、自動運転トラックや貨物鉄道輸送との連携など、次世代モビリティーを活用した東京-大阪間の幹線輸送経路の構築に取り組む。これにより、物流課題の解決や輸送効率の向上を図る。

主な施設としては、26年に供用開始を予定する「北大阪トラックターミナル7号棟」(仮称・北大阪トラックターミナルII期棟)をはじめ、23年完成の「大阪府食品流通センターE棟」、20年の「北大阪トラックターミナル1号棟」など、複数の物流拠点を展開している。

▲北大阪トラックターミナル7号棟の完成予想図

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