ニチレイ低温物流2Q、保管・輸配送好調で増収増益

財務・人事ニチレイが11日に発表した2026年3月期第2四半期連結決算によると、低温物流事業の売上高は前年同期比7.2％増の1471億9800万円、営業利益は同23.2％増の92億6300万円となり、増収増益となった。

国内事業では、大都市圏を中心に保管・輸配送需要を着実に取り込んだことや、リテール事業の堅調な推移が寄与し、売上高は5％増加。営業利益は、在庫が高水準で推移したことに加え、保管・輸配送需要の取り込みや減価償却方法の変更などが影響し、20億円（28％）の増益となった。

海外事業では、前期に実施したフォワーディング会社の買収効果に加え、英国での通関・保管需要の拡大などが寄与し、売上高は7％増加。一方で、ポーランドの新設倉庫の稼働が半年遅れた影響により、営業利益は1億円減少した。

通期見通しについては、上期に保管・輸配送需要やリテール事業の伸長が業績をけん引したことから、下期も引き続き集荷増や業務効率化の効果を見込む。年末商材を中心に保管・輸配送需要の取り込みを着実に進め、取扱物量を確保することで堅調な推移を見込んでいる。

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