保護猫が運送会社広報部長に、物語を書籍化

荷主インプレスグループの山と溪谷社（東京都千代田区）は18日、書籍「3本足の保護猫ふくは、運送会社の広報部長」を発売した。石川県の運送会社・日章で保護され、社員に愛されながら広報活動に携わる猫「ふく」の姿をまとめたもので、発売前からSNSで話題を呼び、初版の発売前重版が決定した。

ふくは、数羽のカラスに襲われ瀕死状態だったところを同社のドライバーに保護された保護猫で、現在は会社の“看板猫”として活躍している。公式Instagram（インスタグラム）では16万8000人のフォロワーを持ち、自由奔放で愛らしい姿が多くの支持を集めている。2024年には広報部長に昇進し、同社の象徴的存在となった。

書籍は「盲導犬クイールの一生」の著者・石黒謙吾氏が取材・執筆を担当。ふくとの出会いや成長、能登震災復興への想いも込められた一冊で、笑いと涙を誘う内容となっている。

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