荷主朝日印刷は2日、マレーシアの連結子会社Shin-Nippon Industriesの新工場建屋が完成したと発表した。11月23日に現地でオープニングセレモニーを実施した。
新工場はジョホール州のi-TechValley内に立地し、延床面積は1万1000平方メートル。医薬品や医療機器の包材を主に製造し、投資額は30億円。2026年5月の稼働を予定している。日本国内と同等の品質管理体制を確保するため、エアシャワーなどの衛生設備を備え、高効率な生産設備と最新のカラーマネジメントも導入している。
ASEAN地域における製造機能の強化は、同社のグローバル戦略の一環。現地の市場ニーズに対応し、競争力の向上とサプライチェーンの安定化に寄与する取り組みと位置づけられている。
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