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NTTデータ、廃棄物処理のGHG算定を効率化

2025年12月5日 (金)

調査・データNTTデータ(東京都江東区)とCBA(千代田区)は4日、廃棄物管理プラットフォーム「CBA wellfest」とNTTデータの温室効果ガス(GHG)排出量可視化プラットフォーム「C-Turtle」を連携し、スコープ3カテゴリー5(廃棄物処理)のGHG排出量算定を効率化できることを実証したと発表した。京王電鉄の協力を得て検証を進め、算定精度と業務効率の向上を確認した。

従来、廃棄物処理に伴う排出量算定は複数システムや手作業で行われ、データのばらつきや二重管理が課題となっていた。今回の連携では、CBA wellfestに登録された廃棄物種別データをC-Turtleに連携し、一元的に排出量を算定できるようにした。

これにより、廃棄物データの収集・整理作業の負荷軽減が図られるほか、開示に耐えうる精度の高いデータ管理が可能になるとしている。

実証では、両システム間のデータ項目照合やマッピングを行い、異なる管理粒度でも廃棄物種別データをシームレスに受け渡せることを確認した。また、排出量算定に使用するデータとのひも付けを自動化し、集計作業の効率化を検証した。鉄道業や建設業、製造業など廃棄物処理量の多い業界で特に有効とされる。

両社は今後、本格的な機能開発を進め、2026年4月に新サービスの提供を開始する予定。廃棄物管理とGHG排出量算定の高度化を通じて、企業の環境情報管理の高度化に寄与していく方針だ。

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