天竜自動車運送、自動点呼導入で休日点呼を解消

調査・データ東海電子（静岡県富士市）は11日、クラウド自動点呼システム「e点呼セルフ Typeロボケビー」を導入した天竜自動車運送（浜松市浜名区）の導入事例を公開した。

天竜自動車運送では、運行管理者が週末・休日も出社して点呼を行う必要があり、長時間労働が常態化していたことが課題となっていた。導入後は休日出勤が不要となり、帰着点呼も自動化されたことで管理者の退勤時間が早まり、点呼待ち時間の短縮などの効果が得られたという。

操作性については、管理者から「点呼計画入力の負担」「他拠点乗務や車両移動設定の複雑さ」など改善要望が出ているものの、業務効率化と働きやすさの向上につながっている点が評価されている。ドライバーからは、基本操作は簡単だが機械操作に不慣れなドライバーが戸惑うケースがあるとの声も聞かれた。

安全管理面では、天竜自動車運送が毎月発行する「安全運転確認書」や「違反指導書」の運用と相まって、自動点呼による正確な記録が法令順守と安全性向上に寄与。DX（デジタルトランスフォーメーション）推進企業としての対外的評価も高まっているという。

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